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糖質リスク 自覚なき「食後高血糖」が万病を招く

SB新書 710

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-8156-3629-6
4-8156-3629-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

“隠れた糖質依存”から抜け出す死ぬまで役立つ健康最新理論!糖質はエネルギー源である一方、摂取の仕方で血糖値の乱高下を招き、体調不良や病気のリスクを高めます。本書では最新の医学論文による知見をもとに、予防医学を発信する消化器外科医である著者が、食べ方・選び方などで血糖変動を抑える実践法を解説。糖質との正しい付き合い方を知れば、疲れや不調を防ぎ、長期的な健康とパフォーマンス向上につながります。

目次

第1章 自覚なく進行している「食後高血糖」のリスク(食後すぐ眠くなることの多くは「食後高血糖」が原因
通常は測定されることのない血糖値 ほか)
第2章 ストレス×糖質:コルチゾールと欲求の科学(ストレス反応と血糖上昇―現代社会生活における血糖反応
ストレスにより甘い物が欲しくなるメカニズム
コルチゾール日内リズムの破綻と“夕方の誘惑”
睡眠不足が招く“食欲ホルモンのシフト”と食後高血糖
砂糖がもたらす“やめたくてもやめられない”症状
メンタル不調と糖質摂取の双方向関係
血糖変動が脳機能を障害するメカニズム
“疲れた日の選択”を規定する環境要因
カフェインとストレス、血糖コントロールの三角関係)
第3章 「腸」と「糖質」の知られざる関係(腸―膵―脳をつなぐ回路:インクレチンと血糖コントロール
腸が決める“甘い誘惑”:腸内細菌と糖嗜好の科学
糖質過剰摂取がリーキーガットを誘導するメカニズム
糖質とリーキーガットの攻防:腸のバリアを守るメカニズム
良い腸内環境とは?
「腸活×血糖」は二輪駆動
人工甘味料の意外な真実:血糖と腸内環境への科学的証拠
カロリーゼロの“落とし穴”:人工甘味料が腸・脳・血糖に与える影響
“いつ食べるか”の科学:腸の体内時計と血糖
糖質制限食の落とし穴
過剰なプロテイン摂取に潜む腸内環境悪化リスク
プロティン摂取に潜む血糖悪化リスク)
第4章 CGMで血糖を可視化する―腸と代謝を“バイオハック”する(見えない乱高下をCGMで可視化する
測定できるから管理できる:CGMの仕組みと進化
糖尿病でなくても測る意味はある
CGM生活を始めてみると驚きの連続
CGM測定時の目標設定
CGM測定に関しての懸念)
第5章 高血糖対策:CGMグルコース曲線を平らにするにはどうすればいいのか?(食べる順番を守る
ご飯をどのように食べるのか?―通常の炊飯で炊くこと―お粥、硬めのご飯は避ける
野菜が無くてもカーボラストを意識する
食前に酢を飲む
食事スターターを用意しておく
朝食の血糖スパイクを抑える
朝1番に運動しておく
食直後に運動する
おやつを変える:甘いおやつは食べるなら単独ではなくデザートで
アルコールとの上手な付き合い方)

著者紹介

石黒 成治 (イシグロ セイジ)  
消化器外科医・クリニックウェルロンジェ院長。1997年名古屋大学医学部卒。国立がん研究センター中央病院(当時)で大腸がん外科治療のトレーニングを受け、名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院、愛知医科大学病院に勤務。現在は予防医療を目的とした健康スクールを主宰。Dr IshiguroのYouTubeチャンネルは登録者数50万人超(2025年9月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)