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「封建」・「郡県」再考 東アジア社会体制論の深層

出版社名 思文閣出版
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-7842-1310-8
4-7842-1310-4
税込価格 7,150円
頁数・縦 406P 22cm

商品内容

目次

総論―封建郡県論の背景と展望
1 封建・郡県概念の普遍化の試み(歴史学的概念としての「封建制」と「郡県制」―「封建」「郡県」概念の普遍化の試み
政治学からみた「封建」と「郡県」―概念の限定のために
「天下公共」と封建郡県論―東アジア思想の連鎖における伝統中国と近世日本)
2 中国における封建・郡県論(顧炎武「郡県論」の位置
中国における「封建・郡県論」と公共性―政治システムと法・道徳
清末中国社会と封建郡県論
封建制は復活すべきか―封建制の評価をめぐる清末知識人の議論)
3 日本における封建・郡県論(近世日本の封建・郡県論のふたつの論点―日本歴史と世界地理の認識
「民の父母」小考―仁斎・徂徠論のために
近世日本の公儀領主制と封建・郡県制論
森有礼の「封建」・「群県」論―制度論的思考の展開
近代日本における「封建」・「自治」・「公共心」のイデオロギー的結合―覚書
清末の立憲改革と大隈重信の「封建」論―他国の政治改革をめぐる自国史認識)

著者紹介

張 翔 (チョウ ショウ)  
1957年中国上海市生。中国教育部の試験選抜で派遣留日、広島大学大学院文学研究科博士課程修了。中国復旦大学歴史系教授。中外現代化進程研究センター研究員
園田 英弘 (ソノダ ヒデヒロ)  
1947年福岡県生。京都大学教育学部卒業。東京大学大学院博士課程中退(教育社会学専攻)。国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)