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戦争の技術

ちくま学芸文庫 マ35−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-480-09477-3
4-480-09477-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 309P 15cm

商品内容

要旨

『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。

著者紹介

マキァヴェッリ,ニッコロ (マキァヴェッリ,ニッコロ)   Machiavelli,Niccol`o
1469‐1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家。その哲学は『君主論』、『ディスコルシ―「ローマ史」論』、『戦争の技術』の、いわゆる「マキァヴェッリ政治思想三部作」に余すところなく記されている
服部 文彦 (ハットリ フミヒコ)  
1957年名古屋市生まれ。1985年東京外国語大学大学院地域研究研究科地域研究専攻ヨーロッパ地域コース修了。現在大同大学教授。専門は思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)