商品内容
要旨 |
初対面の人を、「お近づきのしるしに、ちょっと一杯」と誘う。これは、飲食の場を共にすることで連帯意識の確認をはかる共食文化のあらわれだろう。神と人とが交流する直会の行事にも通じる。日本には古来、人もモノも文化も、新しいものを受け入れては、試してみる精神があった。その湿潤な気候は、本格的なレンガ造りの建築には向かないが、そこでレンガ張りの技法が工夫される。また、舶来のコロッケをヒントにして、精進の雁もどきが創作された。かように自由な企画発想への熱意を示し、日々実行に移していくうち、一種独特で、多層的な文化ができたのだ。日本人に民族の美点を教えてくれた名著の続編! |
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目次 |
1章 東京も顔負け!江戸の驚異的な“都市計画”―あらゆる災害に備えて造られた江戸の街(津波のエネルギーから街を護った堀川の知恵 |