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日本を解き放つ

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-13-013097-4
4-13-013097-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 406P 19cm

商品内容

要旨

空海、世阿弥、徂徠、漱石、鴎外、そして丸山、武満―世界の哲学者と対話を重ねてきた2人が、“ことば”・“からだ”・“こころ”の重要テクストを読み解きながら、“日本”を縦横無尽に語る。

目次

第1部 “ことば”を解き放つ(複合言語としての日本語―空海『声字実相義』
先人とともに哲学する―トマス・カスリス『日本哲学小史』)
第2部 “からだ”を解き放つ(受け継がれる芸―世阿弥『花鏡』
「自然」ではなく「作為」を―丸山眞男「近世日本政治思想史における「自然」と「作為」」)
第3部 “こころ”を解き放つ(近代の衝撃を受け止めた“こころ”―夏目漱石『こころ』
民衆のための学―森鴎外『大塩平八郎』)
第4部 日本から世界へ(せめぎあう異形のなかに自分を見出す―武満徹『樹の鏡、草原の鏡』)

著者紹介

小林 康夫 (コバヤシ ヤスオ)  
青山学院大学特任教授、東京大学名誉教授。1950年生まれ。専門は表象文化論、現代哲学
中島 隆博 (ナカジマ タカヒロ)  
東京大学東洋文化研究所教授。1964年生まれ。専門は中国哲学、比較哲学。主な著書に『共生のプラクシス―国家と宗教』(東京大学出版会、2011年、和辻哲郎文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)