未完の聖地 景福宮 宮域再編事業の100年
プリミエ・コレクション 106
出版社名 | 京都大学学術出版会 |
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出版年月 | 2020年3月 |
ISBNコード |
978-4-8140-0263-4
(4-8140-0263-7) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 341P 22cm |
商品内容
要旨 |
朝鮮王朝の宮城であった景福宮は、民族の“聖域”である。しかし総督府は、それを旧権力の遺物として扱い、植民地支配の象徴として再編しようとした。だがその風致に注目した京城市民達は、景観の保全を求める。解放後、軍事政権は、今度は新権力の象徴として整備を進めたが、民主化とともに民族精神の象徴すなわち“新たな聖域”と見做されるようになる。王朝の府の数奇な運命を、資料と図面から解き明かす。 |
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目次 |
第1章 韓国併合と景福宮―近代日本の歴史的建造物・文化財概念と「聖地」の処遇‐朝鮮王朝末期から1920年代前半期まで |