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1873年ウィーン万国博覧会 日墺からみた明治日本の姿

出版社名 思文閣出版
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-7842-2028-1
4-7842-2028-3
税込価格 9,680円
頁数・縦 324P 22cm

商品内容

要旨

ウィーン万国博覧会は明治政府が初めて参加した博覧会であり、日本の近代化を語るうえでの重要性はつとに指摘されてきた。近年、国内外における新資料の発掘、活用が進み、その研究はさまざまな分野で活況を呈している。本書は、日本とオーストリア双方の視点から日本のウィーン万博参加を複眼的に検討することに加え、政治史、外交史、文化交流史、産業史、技術史など各分野で進む最新の研究を集成することで、従来の殖産興業政策への貢献という評価にとどまらないウィーン万博像を描出する。

目次

第1部 ウィーン 日本趣味の熱狂とそのゆくえ(ウィーン万国博覧会を介した日墺関係の始まり
ウィーン万国博覧会でウィーンの人々が見た日本
ウィーンのジャポニスム黎明期―ウィーン万国博覧会後の日本の流行まで
ウィーン万国博覧会後のジャポニスムをめぐって―「日本古美術展」とシーボルト兄弟寄贈日本コレクション)
第2部 日本 国家事業としての参同(ウィーン万国博覧会と日本の参同―明治初期の技術伝習とシーボルト兄弟の活動を中心に
幕末・明治初期の万国博覧会と佐賀藩ネットワーク―輸出陶磁器を中心に
ウィーン万国博覧会と国家事業としての写真制作
ウィーン万国博覧会の展示品収集と「産物大略」
海を渡った物品のその後とニール号沈没の影響―関連資料紹介とともに)

著者紹介

パンツァー,ペーター (パンツァー,ペーター)   Pantzer,Peter
1942年生。ウィーン大学歴史学科博士号取得(歴史学)。ボン大学名誉教授
沓澤 宣賢 (クツザワ ノブカタ)  
1951年生。東海大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学修士。東海大学名誉教授
宮田 奈奈 (ミヤタ ナナ)  
1979年生。ボン大学大学院日本・韓国研究専攻博士号取得(日本学)。シュタイレック城美術館・文書館主任研究員兼ウィーン大学神学部宗教学科研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)