• 本

ホス狂い 歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る

小学館新書 428

出版社名 小学館
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-09-825428-6
4-09-825428-X
税込価格 990円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機でホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して歌舞伎町の女性が集まるシェアハウスに居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。自ら“ホス狂い”と名乗り、お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。

目次

第1章 歌舞伎町ホスト刺殺未遂事件(「刺されたホスト」琉月さんの復帰
「あのコにも僕を刺す理由があった」 ほか)
第2章 「人妻ホス狂い」いちごチェリーさん(クラスター発生 コロナ禍の歌舞伎町
歌舞伎町のコロナ対策 ほか)
第3章 「“ホス狂い”ユーチューバー」あおいちゃん(ゴミ屋敷・虐待・いじめ・家出―凄絶な半生
「鈴木葵」が「“ホス狂い”あおいちゃん」になるまで ほか)
第4章 「好きな人がたまたまホストだっただけ」ねねさん(「ホス狂い」ではなく「担当狂い」
絶対的エースになって彼の恩に報いたい ほか)
第5章 「歌舞伎町の女王」エミカさん(「マッチングアプリ」としての歌舞伎町
女王様の「3回ルール」 ほか)

出版社・メーカーコメント

私は今日も、担当に愛を課金する――  「彼がわたしの王子です」きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩“王子”のために、いくら課金するのだろうか――緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。パパ活で、風俗で、AVで・・・・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。そして行き着く先はどこなのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。  【編集担当からのおすすめ情報】  週刊誌記者の著者が歌舞伎町に住み込み、夜な夜な訪れる「ホス狂い」たちに取材を重ねて書き上げた渾身のルポ。コロナが蔓延しても、夫に止められても、ホストから「もう会いたくない」と言われても、それでも彼女たちが大金を手にホストクラブに通い続ける背景に、丁寧な取材で迫った1冊です。

著者紹介

宇都宮 直子 (ウツノミヤ ナオコ)  
1977年千葉県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーランス記者に。「女性セブン」「週刊ポスト」などで事件や芸能スクープを中心に取材を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)