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知のモラル 新装版

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-13-003357-2
4-13-003357-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 298P 21cm
シリーズ名 知のモラル

商品内容

要旨

他者への“開け”の中で、知の行為の妥当性を問う視点こそ、未来への希望―。さまざまな論理がぶつかり合う現実のディレンマに直面した際、人間として、どのように応答し、行為すべきか。『知の技法』『知の論理』の根底にあった知のモラルへの問いかけを前面に出し、大学の内外を問わず多くの人々と考えてみようとする。両編者による書き下ろし「21世紀の読者へ」を新規収録。

目次

第1部 知のモラルを問うために―21世紀のモラルをもとめて
第2部 モラルの地平(人権 「知」の賢慮に向けて―知とモラルそして知のモラル
国際法 国際法と公正―国際法の諸事例を通して ほか)
第3部 モラルの現場(権力と反権力 社会的公正への道―三里塚における対話
教育 「学校的なもの」を問う―教育の場における権力・身体・知 ほか)
第4部 人間の場所(遺伝子 種と個のあいだ―「利己的な遺伝子」をめぐって
生物としてのヒト 「奇妙なサル」に見る互恵性―進化行動生物学からのアプローチ ほか)
第5部 モラルの希望(主体化 真理からフィクションへ―知のエチカ・詩のエチカ
探求心 大学と菩提心―「般若心経」に読む知の行為の根源 ほか)

著者紹介

小林 康夫 (コバヤシ ヤスオ)  
1950年東京生まれ。専門、表象文化論(芸術の行為論、テクストの存在論的分析など)
船曳 建夫 (フナビキ タケオ)  
1948年東京生まれ。専門、文化人類学(儀礼と演劇、世界志向システムなど)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)