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「歴史」の世界史

ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー 7

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-623-09740-1
4-623-09740-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 451,12P 20cm

商品内容

要旨

世界の諸地域において、歴史的な考え方、歴史の記録・記述、そして歴史の方法はいかにして生まれ、展開したのだろうか。本書は、ヨーロッパで発達した歴史の考え方、叙述の方法(「歴史」)が、非ヨーロッパに拡大し、そこでの土着の歴史と遭遇したとき、どのような変化が生まれるのか、この相互の「歴史」の「連動」関係を丹念に追う。古代近東における最初期の歴史叙述から、現代の歴史学をめぐる最新トピックと議論までをカバーする、ダイナミックな書。

目次

序章 用語と視角
第1章 歴史叙述の最初期の形態
第2章 一五世紀中頃までのユーラシアにおける歴史
第3章 過去というものの意識―一四五〇〜一七〇〇年
第4章 啓蒙、革命そして反動―一七〇〇〜一八三〇年
第5章 過去の規律化―専門化、帝国主義そして科学 一八三〇〜一九四五年
第6章 移行―戦間期から現在に至るまでの歴史学
第7章 私たちはどこへ行くのか―反省、新たな方向、そして兆候

著者紹介

南塚 信吾 (ミナミズカ シンゴ)  
1942年生まれ。現在、一般社団法人やまなみ・世界史研究所所長、千葉大学・法政大学名誉教授
小谷 汪之 (コタニ ヒロユキ)  
1942年生まれ。現在、東京都立大学名誉教授
田中 資太 (タナカ スケヒロ)  
1989年生まれ。現在、世界史研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)