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心臓とこころ 文化と科学が明かす「ハート」の歴史

出版社名 化学同人
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-7598-2404-9
4-7598-2404-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 325P 19cm

商品内容

要旨

「心臓」は本当にただのポンプなのだろうか?かつて人々は、心臓こそが知性や感情、魂…いわゆる「こころ」の宿る場所だと信じていた。しかし、近代医学の発展とともに、心臓は単なる血液ポンプだと考えられるようになった。それでも、ハートマークとして心臓は今なお愛や健康のシンボルとなっている。本書では、心臓専門医の著者が、古代から現代までの心臓に対する人類の認識の変遷をたどり、芸術・文化・宗教・哲学・科学における心臓の役割を解き明かす。さらに、最新の科学が明かす心臓と脳の関係や、心臓医療の進歩についても詳しく解説。本書を読めば、心臓に対する見方が変わるかもしれない。

目次

第一部 古代の心臓(心臓は命
心と魂 ほか)
第二部 闇に埋もれ、再び光を浴びる心臓(暗黒時代
イスラムの黄金時代 ほか)
第三部 アートのなかの「ハート」(美術のなかの心臓
文学のなかの心臓 ほか)
第四部 心臓学入門(身体のポンプ
心臓の解剖学 ほか)
第五部 近現代における心臓(啓蒙思想と進化論
20世紀と心臓疾患 ほか)

著者紹介

フィゲレド,ヴィンセント・M. (フィゲレド,ヴィンセントM.)   Figueredo,Vincent M.
30年にわたり循環器内科医およびフィジシャン・サイエンティストとして活躍。アインシュタイン・メディカル・センターフィラデルフィア循環器内科医長やトーマス・ジェファーソン大学医学部教授を含め、学術医学、医学研究、教育、個人開業、上級病院経営など幅広い経験をもつ。200以上の科学論文を発表し、数多くの医学・科学雑誌の査読者でもある。心臓が傷害、アルコール、ストレスにどのように反応するかについて研究をしている
坪子 理美 (ツボコ サトミ)  
翻訳者。1986年栃木県生まれ。東京大学理学部生物学科卒業、大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)