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戦争と表象 「戦後」のポピュラーカルチャー

サピエンティア 79

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-588-60379-2
4-588-60379-5
税込価格 3,410円
頁数・縦 350P 20cm

商品内容

要旨

サブカルは何を描いてきたか?勇気、犠牲、惨禍のイメージは人々を惹きつけてやまない。映画、アニメ、ゲームが見せるのは過去か未来か、美化か批判か。戦争の体験を今こそ、考える。

目次

序論1 戦争の表象と戦後―表象の力学(中尾知代)
序論2 戦後社会における「戦争の表象」へのアプローチ(堀ひかり)
第1部 「反戦」とは何か、戦争批判とは何か(「反戦でない」アニメーションはいかに作られるか(大塚英志)
『リーンの翼』にみる富野由悠季とアジア・太平洋戦争(藤津亮太)
現代日本社会の戦争表象における「共感」と「反戦」の変容―『永遠の0』『風立ちぬ』『アルキメデスの大戦』を中心に(山本昭宏))
第2部 戦争を読む、見る、描く、プレイする(「戦い」と「平和」の葛藤が生み出すドラマツルギー―ヒーロー物語の正義とリアリティ(足立加勇)
アニメーション映画『この世界の片隅に』における軍艦青葉の空中浮揚(キム・ジュニアン)
FPS戦争ゲームにみる「軍事化」のプロセス―『Call of Duty:Modern Warfare』(2019)から見えるもの(関根里奈子))
第3部 捕虜・兵士・民間人の戦争を考える(捕虜映画・戦争映画としての『戦場のメリークリスマス』(中尾知代)
戦後日本映画と「加害者のトラウマ」試論―『戦場でワルツを』と『ゆきゆきて、神軍』をつなぐ(堀ひかり)
女性生存者の「沈黙の声」と語り―済州四・三ドキュメンタリーから(梁仁實))

著者紹介

堀 ひかり (ホリ ヒカリ)  
東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科准教授
中尾 知代 (ナカオ トモヨ)  
岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)