• 本

勝手にふるえてろ

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-16-329640-1
4-16-329640-9
税込価格 1,257円
頁数・縦 162P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 片想いを永遠にしていては、いけないのか?

    ある時ふと自分の中に入ってきて、その時からずっとその人から目が離せない。もう何年、その人を想い続けてきただろう。この恋は叶わないだろうと自分でも分かっている。でもその人の事を想っている時が、たまらなく幸福でこの片想いを終わらせる事が出来ない。誰もがこんな気持ちを持った事があると思います。この物語の主人公は、もうとっくに賞味期限が切れている片想いと、好きじゃないけど自分を一生懸命好きになってくれる人との間でたくさん悩み、間違った行動を起こしてしまいますが、自分なりの答えにたどり着きます。もし結婚するなら自分が好きな人か?自分を好きな人か?貴方ならどんな答えを出しますか?(hori)

    (2011年1月31日)

商品内容

要旨

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。

出版社
商品紹介

片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ「現実」の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。

出版社・メーカーコメント

著者3年ぶりの新刊は、不器用なOLが脳内と現実の2つの恋の間で右往左往しつつ自分の道を探していく様を描いた新境地。何とも思っていなかった同期に告白されて戸惑う良香。26歳まで恋愛経験のない彼女はこれを機に、中学からひきずってきた不毛な片思いの相手に会ってみようと行動に出るが……。時に暴走する遅咲きの主人公が愛しく思えて、切なくもコミカルな一風変わった恋愛小説です。

著者紹介

綿矢 りさ (ワタヤ リサ)  
1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)