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知の広場 図書館と自由

出版社名 みすず書房
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-622-07562-2
4-622-07562-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 251P 図版12P 20cm
シリーズ名 知の広場

商品内容

要旨

自宅からインターネットで情報検索ができる時代に、そして市民の3人に1人が高齢者となる社会に向かって、町の図書館はどんな場所になれるのだろうか?司書歴30余年、数々の図書館リノベーションにたずさわってきた著者が、来館者数を大きく伸ばしたイタリアの市立「ペーザロ図書館」、ロンドンの移民地区に新設され人気を集める市立図書館「アイデア・ストア」での経験を軸に、これからの図書館が考えなくてはならないこと、実行できることを具体的に指し示す。「屋根のある広場」のような図書館には、自然と市民が集まってくる。

目次

第1部 図書館と町(ここ30年間の状況
2010‐2030年とはどのような時代か
広場、ベンチ、図書館)
第2部 小さなことに宿る神(ロンドンとペーザロ
スーパーマーケットから学ぶ
案内標識を撤去する
邪魔な装備を取り払う
適した場所を見つける
ちょうどいい椅子を見つける
フレキシブルな図書館に
スカンピーアでムナーリを読む)
むすび 17の忘れてはならないポイント

出版社
商品紹介

「地域密着型のコミュニティの広場としての図書館」をデザインする。経験にもとづき新しい図書館像を具体的に提言。

著者紹介

アンニョリ,アントネッラ (アンニョリ,アントネッラ)   Agnoli,Antonella
1952年セルヴァ・ディ・カドーレ生まれ。現在、ボローニャ在住。1977年ヴェネツィアにスピネア図書館を開館させ、2000年まで館長を務める。2001年から2008年まで、学術部長としてペーザロの新図書館「サン・ジョヴァンニ」の計画・実現にたずさわる。近年、パブリック・スペースの環境作りから公共サービス、司書教育に関するアドバイザーとして、ボローニャ「サラ・ボルサ」、グッビオ「スペレッリアーナ」、フィレンツェ「オブラーテ」、ピサ、チニゼッロ・バルサモなど、数多くの図書館と協働しており、ロンドンの「アイデア・ストア」では子ども部門も担当した
萱野 有美 (カヤノ ユウミ)  
1975年千葉県生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(イタリア語)卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了
柳 与志夫 (ヤナギ ヨシオ)  
1954年大阪府生まれ。1979年慶應義塾大学文学部卒業。同年、国立国会図書館入館。2004年9月から2008年3月まで東京都千代田区へ出向、教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長等を経て、現在、国立国会図書館調査及び立法考査局主幹。専攻は図書館経営論、文化資源政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)