• 本

行政と司法のもたれ合い構造を問う 伊東市都市計画道路変更決定事件逆転勝訴の記録

出版社名 言叢社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-86209-091-1
4-86209-091-5
税込価格 2,500円
頁数・縦 199,56P 21cm

商品内容

要旨

本書は、まちづくりにおける、住民たちの行政・司法への率直な疑問と強い怒り、抵抗する住民たちによる緻密な情報収集、そして粘り強い闘いの物語である。成熟社会に入った今日のまちづくりにおける、計画論(マスタープラン)、都市計画決定、市民参加のあり方を考えるための必見の書。

目次

1章 判例依存、思考停止の司法への疑問―過去の「却下」判例の分析から(新・都市計画法の制定と「却下」判例について
根拠のない「処分性無し」の法理 ほか)
2章 静岡地裁の訴訟指揮/判決の問題点―弁護士探しから「10号事件」取下げ要請、「裁量権」による棄却判決まで(弁護士探しから伊東市の行政訴訟参加、「10号事件」取下げまで
地裁の裁判権侵害と司法不信 ほか)
3章 都市計画道路の変更内容の違法性について―実態と乖離した合理性、妥当性なきデータ操作のカラクリ(計画変更の理由・その1:将来交通量と人口予測の関係
計画変更の理由・その2:道路構造令の解釈・運用)
4章 計画変更手続における違法性―原案作成・住民説明・最終決定段階の検証(原案作成段階における手続無視・違反
住民説明段階での手続の問題点 ほか)