商品内容
要旨 |
名著『パイプのけむり』シリーズで知られる稀代の名随筆家にして日本を代表する作曲家の著者が、世界中を旅して味わってきた奥深い食の記録をまとめた一冊。時にユーモラスに、時に哲学的に綴られる考察は一話一話ごとに心とお腹に強く染みてくる。海外の長い旅から帰った時に無性に食べたくなったのは海老の鬼がら焼き…「僕の日本回帰」、島で海亀の肉を料理する未亡人が語った人生とは…「海亀」、文化大革命時代の広州で飲んだ秘酒…「虎骨木瓜酒」、名画と河豚の食べ方を考える…「最後の晩餐」ほか六十九編。 |
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目次 |
舌の上の散歩道 |
出版社・メーカーコメント
稀代の食随筆の名手である作曲家團伊玖磨氏の幻の名著が没後二〇年を機に装いも新たに登場。過去に食べた五万五千食の中で思い出深い食事をユーモアたっぷりに描いた贅沢な一冊。解説はエッセイストの平松洋子さん。