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研修生

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-12-005960-5
4-12-005960-X
税込価格 2,970円
頁数・縦 508P 20cm

商品内容

要旨

日本を飛び出しドイツの書籍取次会社で研修生になった「わたし」。新生活の戸惑いのなか重ねるのは、多様な人たちとの身近な交流。やがてゆるやかに、未来への糸口が見えてきて…。読売新聞連載作品。

出版社・メーカーコメント

仕事、言語、人との出会い−−海を渡ったわたしの日常が、わたしのあり方を変えていく。舞台は1980年代ドイツ。本の取次会社で働きながら、若い女性が重ねてゆく伸びやかな体験。読売新聞連載の最新長編小説。

著者紹介

多和田 葉子 (タワダ ヨウコ)  
1960年東京生まれ。早稲田大学ロシア文学科卒。82年からハンブルク、2006年からはベルリン在住。ハンブルク大学大学院修士課程及びチューリヒ大学大学院博士課程修了。93年「犬婿入り」で芥川賞、03年『容疑者の夜行列車』で谷崎潤一郎賞、09年坪内逍遥大賞受賞。ドイツでは87年に詩集でデビュー。ドイツ語で書いた作品で96年シャミッソー賞、05年ゲーテ・メダル受賞したほか、フランス語、英語、イタリア語、中国語、韓国語、ロシア語などに翻訳された作品も多く、18年『献灯使』の英訳版で全米図書賞の翻訳文学部門受賞。25年にドイツのネリー・ザックス文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)