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全部ゆるせたらいいのに

新潮文庫 い−136−2

出版社名 新潮社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-10-102122-5
4-10-102122-8
税込価格 649円
頁数・縦 248P 16cm

商品内容

要旨

夫は毎晩のように泥酔する。一歳の娘がいるのに、なぜ育児にも自分の健康にも無頓着でいられるのだろう。ふと、夫に父の姿が重なり不安で叫びそうになる。酒に溺れ家庭を壊した父だった。夫は、わたしたちはまだ、立ち直れるだろうか―。家族だから愛しく、家族だから苦しい。それでもわたしが夫に、母が父に、父が人生に捨てきれなかった希望。すべての家族に捧ぐ、切実なる長編小説。

出版社・メーカーコメント

夫は毎晩のように泥酔する。一歳の娘がいるのに、なぜ育児にも自分の健康にも無頓着でいられるのだろう。ふと、夫に父の姿が重なり不安で叫びそうになる。酒に溺れ家庭を壊した父だった。夫は、わたしたちはまだ、立ち直れるだろうか――。家族だから愛しく、家族だから苦しい。それでもわたしが夫に、母が父に、父が人生に捨てきれなかった希望。すべての家族に捧ぐ、切実なる長編小説。

著者紹介

一木 けい (イチキ ケイ)  
1979(昭和54)年、福岡県生れ。東京都立大学卒。2016(平成28)年「西国疾走少女」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『1ミリの後悔もない、はずがない』は、デビュー作にして大きな話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)