
間宮兄弟
小学館文庫 え4−1
| 出版社名 | 小学館 |
|---|---|
| 出版年月 | 2007年11月 |
| ISBNコード |
978-4-09-408218-0
(4-09-408218-2) |
| 税込価格 | 607円 |
| 頁数・縦 | 318P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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思わず間宮兄弟を応援したくなる
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おすすめ度
- けやき書房 (大阪府堺市中区)
間宮兄弟は、世間から見るとオタクと思えるが、穏やかで優しく豊かな生活をおくっています.人付き合いが苦手で、女性との付き合いは特に苦手なふたりの、それぞれの恋がどうなるのか。読者は、恋の成就を願い、二人の穏やかな生活が続く様に願い、二人の破滅が来ないよう祈りたくなります。登場人物の描写も巧みで、引き込まれます.結末もさわやかで、読後に豊かな気持ちさが残ります.
(2007年11月7日)
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おすすめコメント
もてなくとも幸福に生きる兄弟の日常の物語。兄・明信は酒造メーカー勤務。弟・徹信は小学校の校務員。30歳をすぎても一緒に暮らすこの兄弟は、女性にはもてませんが、日常を楽しむ術をよく知っています。職場の女性を誘ってホームパーティを開いたり、上司の不倫の恋にまきこまれたりするなかで、兄弟の気持ちは揺れ動きます。ふたりのほのかな恋の結末は? 江國香織が初めて繊細な男ゴコロを描いて、森田芳光監督による映画化も話題になった作品の待望の文庫化です。解説は三浦雅士。