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道路公団解体プラン

文春新書 209

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年11月
ISBNコード 978-4-16-660209-4
4-16-660209-8
税込価格 770円
頁数・縦 227P 18cm

商品内容

要旨

道路公団は「高速道路の経営は順調です」といい続けているが、実態は破綻寸前なのだ。どうしても、今すぐに手を打たなければならない。結論は「利用者負担のもとでの道路公団の民営化」である。民営化会社に引継ぐ負債は、何らかの手法で圧縮する必要がある。私たちが提示する手法は、5年間の経過的措置と、その時点でなお残る債務負担の軽減措置だ。この手法をとれば、旧国鉄解体のときのような巨額の国民負担は避けられる。

目次

序 なぜ道路公団改革なのか
1 「道路公団は第二の国鉄」か―経営実態を見えにくくするもの
2 経営実態と償還見通しの検討―真の実力は国鉄以下
3 私たちは何をしなければならないのか―償還主義から利用者負担へ
4 民営化の現実的手法―こうすれば国民負担のない民営化が実現できる
5 民営化に伴い整理すべき課題―派生する課題への対応
6 改革の絶対条件―形式的な改革で終わらせないために

出版社
商品紹介

デタラメな会計処理と異常に甘い将来予測に基づいた楽観論を、公団の極秘資料を駆使して論破し、解体再生への道を示す緊急出版。

著者紹介

加藤 秀樹 (カトウ ヒデキ)  
1950年、香川県生まれ。73年、京都大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。証券局、主税局、国税庁、国際金融局、財政金融研究所などを経て、96年9月、退官。97年4月、日本に真に必要な政策を「民」の立場から立案・提言するため、非営利独立のシンクタンク「構想日本」を設立。代表に。同年同月より慶応義塾大学総合政策学部教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)