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完本紳士と淑女 1980−2009

文春新書 716

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-16-660716-7
4-16-660716-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 375P 18cm

商品内容

要旨

オピニオン誌「諸君!」の巻頭を飾る名物匿名コラム「紳士と淑女」は一九八〇年一月号より連載が始まった。爾来三十年、時流におもねらず、深い洞察力とジャーナリスティックなセンスで数々の名文を書き続けた筆者は、雑誌の休刊にともない、ついに自らの名とがん闘病を明らかにした。30年に及ぶコラムから263本を精選。

目次

昭和から平成へ(金正一から金正日に御改名(一九八〇年)
原爆は悲惨だ、では平和は来ない(八一年)
ハチは夜の銀座にもいる(八二年) ほか)
世紀末の世界と日本(ベルリンの壁の一片を心の中に(一九九〇年)
新聞記者はみな逃げていく(九一年)
小田実より本田美奈子を信じる(九二年) ほか)
21世紀のはじめに(トルストイさえ切り刻まれる(二〇〇〇年)
二十世紀を一分で振り返る(〇一年)
三国人とジャップ。どっちが蔑称(〇二年) ほか)

著者紹介

徳岡 孝夫 (トクオカ タカオ)  
1930年大阪府生まれ。京都大学文学部英文科卒。毎日新聞社入社。フルブライト留学生として米シラキュース大学新聞学部大学院修学。ベトナム戦争中には東南アジア特派員。NYタイムズのコラムニストも務めた。1985年、学芸部編集委員を最後に退社。主著に『五衰の人 三島由紀夫私記』(第10回新潮学芸賞)、『横浜・山手の出来事』(第44回日本推理作家協会賞)など。1986年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)