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死にゆく者との対話

文春文庫 す9−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-16-727108-4
4-16-727108-7
税込価格 607円
頁数・縦 270P 16cm

商品内容

要旨

死者は、この世に生きる生者との和解を望み、愛を送っている。未来への不安や過去に捉われることなく「いま、ここで自分と他の人を大切にし、明るく幸せに生きること」を応援している。ベストセラー『死にゆく者からの言葉』の読後に不思議な経験をし、人生が大きく変わった人々の体験談から、死者と生者の絆を伝える感動の書。

目次

母タツより達治へ
けんちゃんからの贈り物
おじいさんと波動
自殺した母
現れた息子
死の床に現れた二人
伊勢湾台風で流された姉
紅葉に輝く図書館の庭で―里子に出された男性
自転車と孫
砂の恐怖に取りつかれた少女
実業家とその母親
あらゆる残滓を洗って輝く人生
こころの灯火
海を越えた出会い
心の絆
暖流と寒流のぶつかるところ

出版社・メーカーコメント

人は必ず「死」を迎えます。しかし、その迎え方はさまざまです。若くして死んだ息子、自死した母親、津波で突然に逝った姉――大往生とはいえない形で旅立った人々の死を、残された家族は嘆き悲しみますが、死者たちは、この世に生きる者が「悲しんだりせず、自分と他の人々を大切に、命ある今を楽しく生きてほしい」と望んでいます。本書は大ロングセラー『死にゆく者からの言葉』を読み、死者の呼びかけを聞いたという読者の不思議な体験談を通して、死者と生者の絆、本当の幸せを伝える感動の1冊です。(TM)

著者紹介

鈴木 秀子 (スズキ ヒデコ)  
東京大学人文科学研究科博士課程修了。文学博士。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員。日本におけるエニアグラムの第一人者。セラピスト。全国および海外からの招聘、要望に応えて、「人生の意味」を聴衆とともに考える講演会、ワークショップで、さまざまな指導に当たっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)