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「坂の上の雲」と日本人

文春文庫 せ3−12

出版社名 文藝春秋
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-16-751912-4
4-16-751912-7
税込価格 639円
頁数・縦 346P 16cm

商品内容

要旨

日露戦争で勇名を馳せた秋山好古・真之兄弟と俳句・短歌の革新者である正岡子規を軸に、明治日本の「青春」を描いた司馬遼太郎の『坂の上の雲』。この雄篇が発表されたのが1968‐72年である点に着目し、そこに込められたメッセージを解き明かす。斬新な視点と平易な語り口で司馬文学の核心に迫る傑作評論。

目次

第1章 国家が「軽かった」時代
第2章 「お里」の回復
第3章 ナショナリストの原像
第4章 日英同盟と「封緘命令」
第5章 乃木将軍と鉄道改軌
第6章 「歴史的記憶」と脚気
第7章 「成って居らぬ」旅順攻略戦
第8章 戦争と「広報」
第9章 「三笠」の記憶と石炭
第10章 「天佑神助」と「無常」

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。神戸女学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)