花ひいらぎの街角
文春文庫 よ31−8 紅雲町珈琲屋こよみ
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2019年6月 |
ISBNコード |
978-4-16-791292-5
(4-16-791292-9) |
税込価格 | 649円 |
頁数・縦 | 243P 16cm |
商品内容
要旨 |
「小蔵屋」を営むお草のもとに、旧友の初之輔から小包が届く。中身はかつて彼が書いた小説に絵を添えた巻物。お草はその小説を活版印刷の本にしようとして、制作を依頼した印刷会社の個人データ流出事件に巻き込まれ、さらに周囲の人々の“過去”を辿ることに…。お草さんの想いと行動が心に染みる一冊。シリーズ第6弾。 |
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出版社・メーカーコメント
北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を営むおばあさん、お草さん。彼女の周囲にあたたかく描かれる人間の営み、日常にふと顔をのぞかせる闇が読む者を引き込む大人気シリーズ第6弾。秋のある日、草のもとに旧友の初之輔から小包が届く。中身は彼の書いた短い小説に、絵を添えたものだった。これをきっかけに初之輔と再会した草は、彼のために短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。そんな中、本作りを頼んだ印刷会社が個人データ流出事件に巻き込まれ、行き詰まる印刷会社を助けることに。その過程で、お草は印刷会社周辺の人々の過去に触れ、ある女性の死にまつわる不可解≠解きほぐすことに……。「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」―-逃した機会、すれ違い、あきらめた思い――長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。