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大人の愛着障害 人生を縛る心の傷

ちくま新書 1872

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-480-07700-4
4-480-07700-6
税込価格 990円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

生まれた赤ちゃんは、自然と母親にくっつきます。母親が、うわべだけの反応をする、無視する、拒絶する…そういった愛情不足によってできた「心の傷」は後々までその子を苦しめて、自己表現や対人関係など、時には人生を制限することもあります。これが「愛着障害」です。うつ病、子の不登校、神経症、拒食症、多重人格などは愛着障害と深い関係があります。人は制限された自分の人生に気づくことで、それを自然に修正していくことができます。もっと自由に、幸せに生きるために―誰もが心の内に持っている愛着欲求について解説します。

目次

第一章 愛着障害という心の傷―不安と自責感と
第二章 大人の愛着障害に三段階の重症度
第三章 もっとも重い愛着障害〈レベル3〉―虐待を受けた場合
第四章 誰にでもある〈レベル2〉〈レベル1〉―人生を制限する「大人の愛着障害」
第五章 愛着障害で苦しんだからこそ「人は飛躍的に成長する」
第六章 「大人の愛着障害」の治し方

出版社・メーカーコメント

幼少時の愛着経験は心の傷となり、人生を制限し続ける。不登校、うつ、拒食……「苦しさ」の根源を理解すれば、自由に幸せになれる。気づきと回復のための書。

著者紹介

高橋 和巳 (タカハシ カズミ)  
精神科医。医学博士。1953年生まれ。慶應義塾大学文学部を中退、福島県立医科大学を卒業後、東京医科歯科大学神経精神科(現:東京科学大学)に入局。大脳生理学・脳機能マッピング研究を行った。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業。カウンセラーのスーパーヴィジョンも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)