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西洋美術とレイシズム

ちくまプリマー新書 365

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-480-68390-8
4-480-68390-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 185,6P 18cm

商品内容

要旨

聖書のエピソードに登場する人物を西洋美術はどう描いてきただろう。二〇〇〇年にわたるその歴史の中で培われてきた人種差別のイメージを考える。

目次

第1章 呪われた息子―ハムとその運命(ノアの泥酔と呪われた息子ハム
祝福と呪い
褐色肌のハムの子孫とアフリカ ほか)
第2章 ハガルとイシュマエル―追放された母子(エジプトの女奴隷ハガル
ムスリムとしてのイシュマエル
イスラム教におけるアブラハム父子 ほか)
第3章 賢者と聖人―キリスト教とレイシズムの諸相(シバの女王―「わたしは黒くて美しい」
黒いシバの女王
白く描かれたアフリカの女王たち ほか)

著者紹介

岡田 温司 (オカダ アツシ)  
1954年広島県生まれ。1978年京都大学文学部卒業、1985年同大学大学院博士課程修了、岡山大学助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。現在、京都大学名誉教授。京都精華大学大学院特任教授。西洋美術史・思想史専攻。『モランディとその時代』(人文書院)で吉田秀和賞。『フロイトのイタリア』(平凡社)で読売文学賞受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)