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哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む

叢書・ウニベルシタス 993

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-588-00993-8
4-588-00993-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 349,5P 20cm

商品内容

要旨

哲学することは、いまここにあるものの不穏さに気づくことであり、哲学は、歴史の転機の契機にある不穏さをつねに見出し、その不穏さを自ら組織し、拡大し、遂行する。ヘーゲル哲学を大胆に“変奏”し、その運動をドラマティックに描き出す。前代未聞のヘーゲル論の誕生。

目次

第1場 意識の円環(抽象の裏をかく
現象と現象学 ほか)
第2場 欲望の諸経路(バッカス
彼岸と「いまここ」 ほか)
第3場 「精神は骨ではない」(理性
観念論 ほか)
第4場 社会的創造(精神
契機と形象 ほか)
第5場 芸術宗教と永遠性(大鋼と“歴史”
宗教的プロセス ほか)

出版社
商品紹介

ドゥルーズ論で著名な哲学者が犯罪を主題とする変奏曲のように『精神現象学』を読み解くドラマティックでダイナミックなヘーゲル論。

著者紹介

マルタン,ジャン=クレ (マルタン,ジャンクレ)   Martin,Jean‐Clet
1958年生まれ。通信教育で大学入学資格を取得し、パリ第8大学にて博士号を取得。現在はリセで哲学を教えると同時に、その活動は哲学の枠を超えて、小説を書き、絵画を論じるなど、文学や芸術の分野でも幅広い執筆活動を行っている
信友 建志 (ノブトモ ケンジ)  
1973年生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。思想史・精神分析専攻。現在は龍谷大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)