機械=身体のポリティーク
青弓社ライブラリー 47
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2006年11月 |
ISBNコード |
978-4-7872-3267-0
(4-7872-3267-3) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 262P 19cm |
商品内容
要旨 |
インターネットに代表される「身体拡張原理としてのテクノロジー」の進展は、そこにいながらにしてすべてが可能であるかのように錯覚させ、私たちの身体感覚を希薄化させている。その一方、“失われた理想の身体像”へのあくなき欲望を昂進させつづけてもいる。この両義的状況にある現在をふまえて問うべきは、私たちは表象の領域で「多様な力学の結節点としての身体」をどのように夢見てきたのか、である。人造人間文学と優生学に密輸入される身体、映画=複製技術で差異化しつづける身体、“怒れる若者”映画/文学で翻弄される女性身体、『PLUTO』で破壊されるロボットの身体…。映画・文学・アニメ・マンガなどの領域で描かれる身体に焦点を当て、それに作動する多様なメカニズムを解読して、私たちがもつ生‐政治への欲望を明らかにする。 |
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目次 |
第1章 モダニズム文学と「破砕される身体」―江戸川乱歩・葉山嘉樹・宮沢賢治 |