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女の信心 妻が出家した時代

法蔵館文庫 か10−1

出版社名 法藏館
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-8318-2703-6
4-8318-2703-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 308P 15cm

商品内容

要旨

かつて、女性は尼の姿となることで、妻の役割から解放され、一定の行動の自由を手に入れた。古代から中世の婚姻・出産・育児・家事・洗濯という女性の日常や死と死後の世界に結びついた習俗と信仰から尼や尼寺、女性の信心の果たした社会的役割の問題を明らかにする。

目次

序 女の信心史
第一章 尼削ぎ攷―髪型からみた尼の存在形態
第二章 妻の出家・老女の出家・寡婦の出家―古代の事例を中心に
第三章 女性の発心・出家と家族―中世後期の事例を中心に
第四章 古代における母性と仏教
第五章 「洗濯と女」ノート
第六章 女の地獄と談義
第七章 院政期における夫と妻の共同祈願

著者紹介

勝浦 令子 (カツウラ ノリコ)  
1951年京都府生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)東京大学。東京女子大学現代教養学部教授を経て、同大学名誉教授。専攻は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)