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歴史のなかの音 音がつなぐ日本人の感性

出版社名 三弥井書店
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-8382-3387-8
4-8382-3387-6
税込価格 2,970円
頁数・縦 228P 19cm

商品内容

要旨

歴史の場で響きわたり、戦乱の世にとどろく人間が生み出す音。神の動き、異変や事件を伝える他界から届けられる音。日本の歴史において音にはどのような意味と目的があったのか。中世から近・現代まで時代や地域に流れる豊かな音の世界を往来する。

目次

第1章 音への視点(神社の鈴と仏壇のキン―身辺から考える過去と現在
「伝える」手段としての音―戦国時代を中心にして)
第2章 鳴動と中世の音(神と人をつなぐ音―中世の音と声
中世の音を探る―神出現の音を求めて
中世の一族意識と村―釜井庵と夜泣石)
第3章 変化する音への意識(中世の音・近世の音
文学と音―島崎藤村『破戒』から
高野辰之の唱歌と音―地域の歴史と伝えるべきこと)

著者紹介

笹本 正治 (ササモト ショウジ)  
信州大学名誉教授、博士(歴史学)。1951年、山梨県敷島町(現甲斐市)生まれ。信州大学人文学部卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期修了。1977年から名古屋大学文学部助手。1984年から信州大学人文学部助教授、1994年より教授。信州大学副学長、信州大学地域戦略センター長などを経て、2016年から長野県立歴史館館長。2021年から長野県立歴史館特別館長。専門は16世紀を中心とする日本史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)