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文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校

出版社名 松籟社
出版年月 2001年6月
ISBNコード 978-4-87984-216-9
4-87984-216-8
税込価格 2,618円
頁数・縦 356P 20cm

商品内容

要旨

あなたは、ヘッセ『車輪の下』の最初の翻訳者が、どういう人物だったか、知っていますか?“二流”の男たちの悔しさ、怨念、悲哀、出世欲、自覚なき体制順応から見た、「文学部」の構造とそのメンタリティ。

目次

自覚症状 まず、何が問題なのか
病歴 大政翼賛会文化部と第一高等学校
病源 さらば、東京帝国大学
自己診断 高学歴者の悲哀
症例 学校小説としての『ビルマの竪琴』
伝染 『車輪の下』、あるいは男の証明
余病 中野孝次、カフカから清貧へ

著者紹介

高田 里恵子 (タカダ リエコ)  
1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程(ドイツ文学専攻)単位取得退学。現在、桃山学院大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)