資本主義の克服 「共有論」で社会を変える
集英社新書 0777
出版社名 | 集英社 |
---|---|
出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-720777-4
(4-08-720777-3) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 204P 18cm |
商品内容
要旨 |
資本主義の歴史を俯瞰し、著者はその歩みを、国民国家の膨張とその衝突と捉える。その中で、戦争や大恐慌などの歴史的転換期に起きる「非線形変化」と、経済循環による「波動」をつかむことで、危機的状況にある資本主義の病理を浮き彫りにする。税制や社会保障制度などの新たな枠組みは、今日のような歴史的転換期に更新されていく。そこに、これらの制度やルールの空白が生じ、「独占」が生まれる。「独占」に抗し、「失われた30年」とも言われる閉塞状況を打破するには、社会を変えていく原理として、制度やルールの「共有」が有効となる。個人の自由と平等を保障しつつ、新しい産業構造への転換を促す道を提示する。 |
---|---|
目次 |
序章 ワンフレーズ化された経済政策 |
出版社・メーカーコメント
アベノミクスの短絡的な経済政策の結果、巨大資本による「独占」が横行。国民の生活だけでなく生命さえも脅かされている。この危機に対抗する唯一の手段が「共有」であり、その具体策を明示する。