• 本

ペルソナ 脳に潜む闇

講談社現代新書 2589

出版社名 講談社
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-06-521444-2
4-06-521444-0
税込価格 968円
頁数・縦 238P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 存在しない私

    私たちは、複数の側面を内包しながら、これらを使い分けて生きている。私たちの世代はこれを自覚的にできる人が旧世代よりも増えただろうが、人間というのは世代を問わず、そういうふうにできている。仕様だといってもよいだろう。

    わたしのペルソナ(他社に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。

    わたしは存在しない。これは悲しいことではない。透明な存在であることを嘆く必要はない。だからこそ、来るべき変化に対応することができるからだ。もう変化のときは来ている

    (2020年10月26日)

商品内容

要旨

親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質を優しく見つめ続ける脳科学者が、激しく綴った思考の遍歴。

目次

はじめに わたしは存在しない
1章 サイコマジック―2020
2章 脳と人間について思うこと―災害と日本 2010〜2019
3章 さなぎの日々―塔の住人はみな旅人である 2000〜2009
4章 終末思想の誘惑―近代の終わり 1990〜1999
5章 砂時計―1975〜1989
おわりに わたしモザイク状の多面体である

出版社・メーカーコメント

人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった。 親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。初の自伝!

著者紹介

中野 信子 (ナカノ ノブコ)  
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士。認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)