• 本

いじめの社会理論 その生態学的秩序の生成と解体

出版社名 柏書房
出版年月 2001年7月
ISBNコード 978-4-7601-2088-8
4-7601-2088-2
税込価格 2,530円
頁数・縦 302P 20cm

商品内容

要旨

“世界のとらえどころ無き欠如”に始まる“全能感のもて遊び”と“集団の祝祭”の追求、“倒錯するタフネス”の変容の果てに具現するいじめ秩序を、心理的構造モデルと社会秩序の循環においてダイナミックに掌握。学校共同体主義の危険を指摘し、いじめ秩序を無化する自由な学校‐社会を原理と政策において探求する。

目次

1部 いじめの社会関係とそのマクロ環境(イントロダクション―中間集団全体主義といじめ研究の射程
いじめの社会関係論
制度・政策的に枠づけられた学校の生活環境と、その枠を変更することによっていじめ問題を解決する処方箋(即効的政策提言))
2部 心理と社会の接合領域―心理社会学の構想(心理と社会をつなぐ理論枠組と集団論―デュルケムの物性論的側面を手がかりに
精神分析学の形式を埋め込んだ社会理論)
3部 権力・全能・制度(利害‐全能接合モデルと権力論そして政策構想へ
利害と全能を機能的に連結する技能―市井のバタラーに取り組むための分析枠組)
4部 自由な社会の構想と社会変革(自由な社会の構想
新たな教育制度(中長期的改革案))

出版社
商品紹介

いじめの生態学的秩序の全生成過程をダイナミックに理論構成。いじめ秩序を無化する自由な社会を構想。

著者紹介

内藤 朝雄 (ナイトウ アサオ)  
1962年、東京に生まれる。愛知県立東郷高校を中退。山形大学、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程を経て現在、明治大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)