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久生十蘭「従軍日記」

講談社文庫 ひ47−1

出版社名 講談社
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-06-277017-0
4-06-277017-2
税込価格 922円
頁数・縦 522P 15cm

商品内容

要旨

変幻自在の文体と技巧で「小説の魔術師」の異名を取り、今なお“ジュウラニアン”と呼ばれる熱狂的なファンを持つ直木賞作家・久生十蘭。彼が海軍報道班員として南方に派遣された昭和十八年の日記が、没後五十年目に発見された。己の心情を吐露することを拒み続けた作家の素顔が見える従軍記。

目次

第1章 日本・爪哇(自昭和十八年二月二十四日 至昭和十八年四月二十二日)
第2章 サランガン湖畔(自昭和十八年四月二十二日 至昭和十八年六月一日)
第3章 出発まで(自昭和十八年六月二日 至昭和十八年七月十二日)
第4章 チモール島クーパン警備隊(自昭和十八年七月十三日 至昭和十八年八月四日)
第5章 アンボン島第一砲台(自昭和十八年八月四日 至昭和十八年八月十二日)
第6章 ハロンの航空隊(自昭和十八年八月十三日 至昭和十八年八月二十日)
第7章 ニュウギニアにて(自昭和十八年八月二十日 至昭和十八年九月一日)
第8章 第九三四海軍航空隊(自昭和十八年九月一日 至昭和十八年九月九日)

著者紹介

久生 十蘭 (ヒサオ ジュウラン)  
作家。1902年、北海道に生まれる。本名・阿部正雄。1923年以降、新聞記者を務めながら地元紙誌に小説や戯曲などを発表。1928年に上京、岸田國士に師事し演劇に打ち込む。翌年からフランスに遊学し、1933年に帰国。以後『新青年』を中心に小説や翻訳などを発表。演劇分野でも活躍するが、次第に小説の比重を高めるとともに、作風や発表誌の幅を広げていく。1943年、海軍報道班員としてジャワなど現在のインドネシア共和国方面に派遣される。1952年、「鈴木主水」で第26回直木賞を受賞。1955年、「母子像」で『ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン』紙主催の第2回世界短篇小説コンクール第一席を獲得。1957年、食道がんで歿
小林 真二 (コバヤシ シンジ)  
1967年、長野県に生まれる。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科中退。北海道教育大学函館校人間地域科学課程准教授。専門は日本近現代文学。研究テーマは坂口安吾を中心に、笑いの文化から戦時下思想、ギャンブル文学まで広く扱う。近年は特に、大正期に函館中学校を中退した三人組、長谷川海太郎(谷譲次・牧逸馬・林不忘)、久生十蘭、水谷準の再評価と地元資料発掘に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)