書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
まるで時計の文字盤と振り子のようなつくりの旧館と、針のない時計塔を有する新館からなるお屋敷。
旧館に出ると噂される幽霊の正体を探りに訪れたのが、
オカルト誌の編集者と大学のミステリー(オカルト)研究会のメンバーと、美しい霊能者。
第1回の交霊会後に霊能者が消えたのを皮切りに次々とメンバーが殺されてしまうのです。
旧館の「中」と「外」に別れて物語が進んでいくのですが、
旧館の中には十角館の殺人にも出ていた大学生の江南君が、オカルト誌の編集者として閉じ込められていたり、
シリーズを読み続けていたからこそちょっと嬉しくなるような要素もあります。
完璧なアリバイと本当に意外なトリック。
推理小説の醍醐味ですよね。
館にぎっしりと収められている時計が重要!
1度読んで、全てを知った上で、もう一度読みたい!
ちょっと長めの作品ですが、あっという間に読めてしまいました!(2016年10月21日)
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商品内容
要旨 |
鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!第45回日本推理作家協会賞に輝く不朽の名作、満を持しての新装改訂版。 |
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