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僕の叔父さん網野善彦

集英社新書 0269

出版社名 集英社
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-08-720269-4
4-08-720269-0
税込価格 858円
頁数・縦 186P 18cm

商品内容

要旨

日本の歴史学に新たな視点を取り入れ、中世の意味を大きく転換させた偉大な歴史学者・網野善彦が逝った。数多くの追悼文が書かれたが、本書の著者ほどその任にふさわしい者はいない。なぜなら網野が中沢の叔父(父の妹の夫)であり、このふたりは著者の幼い頃から濃密な時間を共有してきたからだ。それは学問であり人生であり、ついには友情でもあった。切ないほどの愛を込めて綴る「僕と叔父さん」の物語。

目次

第1章 『蒙古襲来』まで(アマルコルド(私は思い出す)
民衆史のレッスン ほか)
第2章 アジールの側に立つ歴史学(『無縁・公界・楽』の頃
若き平泉澄の知的冒険―対馬のアジール ほか)
第3章 天皇制との格闘(コミュニストの子供
昭和天皇に出会った日 ほか)
終章 別れの言葉

おすすめコメント

日本中世史に画期的変革をもたらした歴史家・綱野善彦。その甥にあたる著者が、幼い頃からの濃密な交流を踏まえて、大好きだった「叔父さん」の業績をたどる評伝。歴史学の常識を変えた「綱野史学」の原点がここにある・・・。

出版社・メーカーコメント

日本歴史学を大転換させた網野善彦の評伝。日本の歴史学に新しい視点を取り入れ、中世の意味を大転換させた偉大な歴史家・網野善彦。彼の義理の甥として、幼い頃から濃密な交流を重ねてきた著者が切ないほどの愛を込めて描く網野の素顔。

著者紹介

中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)  
1950年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。宗教学者・哲学者。中央大学教授。『チベットのモーツァルト』(せりか書房)でサントリー学芸賞、『森のバロック』(せりか書房)で読売文学賞、『哲学の東北』(青土社)で斎藤緑雨賞、『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社)で伊藤整文学賞、『カイエ・ソバージュ対称性人類学』(講談社)で小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)