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食料自給率100%を目ざさない国に未来はない

集英社新書 0510

出版社名 集英社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-08-720510-7
4-08-720510-X
税込価格 748円
頁数・縦 188P 18cm

商品内容

要旨

日本の食料自給率は四〇%前後。その結果、私たちは、莫大な量の輸入食料に頼って日々の命をつないでいる。それがきわめて危険な状態であることを、どれほどの人が認識しているだろう。他の先進諸国のように、一〇〇%近い自給率を達成することは、この国では実現不可能な夢物語なのか?そうではない。真っ当な国家であれば、どんなに困難な道であろうとも、あくまで「一〇〇%」を目標とすべきなのだ。農と食の現場に立ち続ける著者が、食料自給率回復の志を説き、熱く提言する。

目次

第1章 食料自給率の低さが意味するものは?
第2章 農水省発表の自給率と実質自給率はなぜ違うのか
第3章 日本の農業政策は、なぜ自給率を低下させたのか
第4章 食料自給率低下による具体的な影響
第5章 食料自給率をめぐる世界の現状
第6章 食料自給率向上のために、どんな施策が必要か
第7章 「新しい地方の時代」が鍵となる

出版社・メーカーコメント

食料自給率、それは社会を映す鏡である! 我々の生存に直結する数値であり、国家としての自立度を示す指標でもある「食料自給率」。その基礎から説き起こし、あくまで「100%」をめざす志と知恵が必要なのだ、と問いかける熱い論考。

著者紹介

島崎 治道 (シマザキ ハルミチ)  
1939年静岡県生まれ。法政大学社会学部卒業。法政大学社会学部兼任講師(「農業・食料論」担当)、同大学院「食と農」研究所特任研究員。90年から01年まで、埼玉県「二一世紀むらづくり塾」アドバイザーをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)