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若き友人たちへ 筑紫哲也ラスト・メッセージ

集英社新書 0515

出版社名 集英社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-08-720515-2
4-08-720515-0
税込価格 792円
頁数・縦 251P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

朝日新聞の政治部記者、『朝日ジャーナル』編集長、TBSテレビ『NEWS23』のキャスターと多様なメディアの第一線で活躍しながら、2008年にこの世を去った筑紫哲也氏。本書は、氏が2003年から2008年にかけて早稲田大学と立命館大学で行った講義の録音テープなどを文章化し、氏の最後のメッセージとしてまとめたものである。憲法、メディア、国家などさまざまなテーマに言及するなかで氏が訴え続けたのは、「自分の頭で考えること」「自分で判断する力を持つこと」の大切さだ。情報が氾濫する現代社会において、メディアの論調や権力を持つ者が並べる美辞麗句に惑わされることなく生きのびる術を、若い世代に語りかけている。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2010年2月19日])

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商品内容

要旨

愛国主義は悪党の最後の隠れ家である。本書の中で筑紫さんが語る言葉の一つである。誰もが反対しづらい美辞麗句、思わず振り向いてしまう大きな声には注意が必要だ、という意味である。二〇〇三年から二〇〇八年にかけて、筑紫さんは早稲田大学と立命館大学で主に大学院生に向けた講座をもっていた。その中で再三伝えようとしたのは、情報や情緒に流されることなく自分の頭で考えることの素晴らしさであった。この一連の講義録をもとに、本書は構成された。「若き友人」を「日本人」と置き換えてもいい。筑紫哲也さんからの最後のメッセージである。

目次

第1章 まず憲法について話してみよう
第2章 そもそも日本人とは何者か
第3章 二つの日本人論を読む
第4章 沖縄から日本が見えるか?
第5章 さまざまなメディアを歩いてみよう
第6章 雑誌と新聞をめぐる私的ジャーナリズム論
第7章 国家、この厄介なるもの
第8章 教育こそが国の基本である
第9章 「知の三角形」という考え方
第10章 この国がおかれている現実を見つめる
第11章 そして、この国の行方は…

出版社・メーカーコメント

自分の「和」の作り方。幸せになるために! 筑紫さんが生前、早稲田と立命館の大学院生たちに遺したメッセージ。世間や情報に流されず、自分の頭で考えること。そうすれば、幸せの形がきっと見えてくる。おだやかで、でも熱い11の伝言。

著者紹介

筑紫 哲也 (チクシ テツヤ)  
1935年生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、朝日新聞社入社。政治部記者、ワシントン支局を経て「朝日ジャーナル」編集長。89年に退社し、その後、ニュースキャスターに転じる。長らく「筑紫定也NEW23」で親しまれる。2008年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)