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人間の居場所

集英社新書 0891

出版社名 集英社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-08-720891-7
4-08-720891-5
税込価格 814円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

巨大な資本の流れは、人々の暮らしをボロボロに蝕み、国家は、国境の壁をますます迫り上げる。押し出された者は、当て所もなく荒野を彷徨うのみ。―私たちの居場所はいま、どこにあるのか?シリア難民、AKB、三里塚闘争、LGBT、暴力団、新宿ゴールデン街、子ども食堂、日本赤軍、刑務所、イスラム国、釣り場…。一見バラバラな「断片」を繋ぎ合わせたとき、見たことのない地平が浮かび上がってくる。「人間」の姿を丹念に描いたこの小さな本に、私たちの生存のヒントが、隠されている!開高健ノンフィクション賞受賞後、第一作。

目次

第1章 流浪に浮かぶ祖国
第2章 共犯者たちの秘密基地
第3章 あのころ「学舎」があった
第4章 「雑民」たちの浄化
第5章 アジールの崩壊
第6章 残された旗
第7章 食堂が紡ぐモノ
第8章 極北の「持ち場」
第9章 砂漠の団欒
第10章 異界の不文律

出版社・メーカーコメント

開高健ノンフィクション賞、受賞後第1作!

巨大な資本の流れは、人々の暮らしをボロボロに蝕み、国家は、国境の壁をますます競り上げる。 押し出された者は、当て所もなく荒野を彷徨うのみ。 私たちの居場所はいま、どこにあるのか? シリア難民、AKB、三里塚闘争、LGBT、暴力団、新宿ゴールデン街、子ども食堂、日本赤軍、刑務所、イスラム国、釣り場…。 一見バラバラな「断片」を繋ぎ合わせたとき、見たことのない地平が浮かび上がってくる。 「人間」の姿を丹念に描いたこの小さな本に、私たちの生存のヒントが、隠されている! 推薦! 姜尚中(政治学者) 「居場所があれば、出番がある。生き方革命の決定版。」 高橋哲哉(哲学者) 「日本にまだこんな記者がいたのか。現場のリアルを綴る、胸を打つエッセイ集。」

著者紹介

田原 牧 (タハラ マキ)  
1962年生まれ。ノンフィクション作家。東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部デスク。季刊“アラブ”(日本アラブ協会)編集委員。2014年、『ジャスミンの残り香―「アラブの春」が変えたもの』で第一二回開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)