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都市は文化(アート)でよみがえる

集英社新書 0994

出版社名 集英社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-08-721094-1
4-08-721094-4
税込価格 880円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

文化(アート)は都市再生に多大な影響を与えるものである。しかし、アート単独、特に現代アートによる地域復興には限界がある。アトラクティブな美術館の建設やアートイベントは一時的な集客であり、その地に住む人々にとって真に魅力的な地域となるかは別問題だ。都市の再生や復興は、もともとそこにある文化や歴史、人々の営みを無視して成すことはできない。本書では、金沢、岡山・瀬戸内エリア、前橋、大阪、ヨーロッパ、香港など、国内外のケースを参考にしながら、アートと都市の関係性を考える。現代美術家の会田誠、フランスの元文化大臣ジャック・ラングとの対談も収録。

目次

序章 アートと都市の関係性
第1章 美術館や現代美術を媒介者として存在させる―金沢
第2章 文化を用いて都市や地域の再生を実現―ドイツ(エムシャー川流域)・スペイン(ビルバオ)・フランス(ナント)
第3章 「芸術は日々の一挙手一投足と同化したものでなければならない」―ジャック・ラング×大林剛郎対談
第4章 文化が都市に不可欠であることを市民が共有する―香港
第5章 民間と公共の連携で現代アートを都市に取り込む―岡山・瀬戸内
第6章 都市も「なるがままに任せよ」―会田誠×大林剛郎対談
終章 文化都市としての未来を考える―前橋・大阪

おすすめコメント

文化(アート)は都市再生に多大な影響を与えるものである。 しかし、アート単独、特に現代アートによる地域復興には限界がある。 アトラクティブな美術館の建設やアートイベントは一時的な集客であり、その地に住む人々にとって真に魅力的な地域となるかは別問題だ。 都市の再生や復興は、もともとそこにある文化や歴史、人々の営みを無視して成すことはできない。 本書では、金沢、岡山・瀬戸内エリア、前橋、大阪、ヨーロッパ、香港など、国内外のケースを参考にしながら、アートと都市の関係性を考える。 現代美術家の会田誠、フランスの元文化大臣ジャック・ラングとの対談も収録。   ■目次 序 章 アートと都市の関係性    第一章 美術館や現代美術を媒介者として存在させる――金沢 第二章 文化を用いて都市や地域の再生を実現 ――ドイツ(エムシャー川流域)・スペイン(ビルバオ)・フランス(ナント) 第三章 「芸術は日々の一挙手一投足と同化したものでなければならない」 ――ジャック・ラング×大林剛郎 対談 第四章 文化が都市に不可欠であることを市民が共有する――香港 第五章 民間と公共の連携で現代アートを都市に取り込む――岡山・瀬戸内 第六章 都市も「なるがままに任せよ」――会田誠×大林剛郎 対談 終 章 文化都市としての未来を考える――前橋・大阪

著者紹介

大林 剛郎 (オオバヤシ タケオ)  
公益財団法人大林財団理事長。株式会社大林組代表取締役会長。慶應義塾大学卒業後、1977年、株式会社大林組入社。2009年会長に就任。森美術館理事、原美術館評議員、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会代表、英国テート美術館およびニューヨーク近代美術館(MoMA)のインターナショナル・カウンシル・メンバーを務める。現代アートのコレクターとしても有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)