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原子力の哲学

集英社新書 1047

出版社名 集英社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-08-721147-4
4-08-721147-9
税込価格 946円
頁数・縦 249P 18cm

商品内容

要旨

マルティン・ハイデガー、カール・ヤスパース、ギュンター・アンダース、ハンナ・アーレント、ハンス・ヨナス、ジャック・デリダ、ジャン=ピエール・デュピュイ。本書は原子力(核兵器と原子力発電)をめぐる七人の代表的な哲学者の考えを紹介し、それぞれの人と思想の関係を整理する。技術、自然、そして人間―。原子力の脅威にさらされた世界はどのようなもので、そうした世界に生きる人間はどのように存在しているのか、その根源を問うていく。

目次

第1章 原子力時代の思考―マルティン・ハイデガー
第2章 世界平和と原子力―カール・ヤスパース
第3章 想像力の拡張―ギュンター・アンダース
第4章 世界の砂漠化―ハンナ・アーレント
第5章 未来世代への責任―ハンス・ヨナス
第6章 記憶の破壊―ジャック・デリダ
第7章 不可能な破局―ジャン=ピエール・デュピュイ

著者紹介

戸谷 洋志 (トヤ ヒロシ)  
1988年東京都生まれ。哲学研究者、大阪大学特任助教。法政大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現代ドイツ思想を軸に据え、テクノロジーと社会の関係を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)