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天路の旅人

出版社名 新潮社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-10-327523-7
4-10-327523-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 574P 20cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第74回 読売文学賞 随筆・紀行賞受賞

要旨

第二次大戦末期、中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人がいた。『深夜特急』の沢木耕太郎が激しく共鳴し描く、大型ノンフィクション。

目次

雪の中から
現れたもの
密偵志願
ゴビの砂漠へ
最初の別れ
駝夫として
さらに深く
無人地帯
白い嶺の向こうに
ヒマラヤの怒り
聖と卑と
死の旅
ここではなく
仏に会う
波涛の彼方
ふたたびの祖国
雪の中へ

出版社・メーカーコメント

「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。

著者紹介

沢木 耕太郎 (サワキ コウタロウ)  
1947年東京生れ。横浜国立大学卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。その後も『深夜特急』『檀』など今も読み継がれる名作を発表し、2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞、13年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)