小さいおうち
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2010年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-329230-4
(4-16-329230-6) |
税込価格 | 1,739円 |
頁数・縦 | 319P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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今までにないこの展開とリズム…気付は魅せられていました。
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おすすめ度
- 金喜書店 (秋田県横手市)
物語は家政婦のタキさんを中心に描かれていきますが…本当は小さいおうちなんです。
昭和初期の生活描写が美しくて思わず「花椿ビスケット」「ステープルファイバー」等々にどんなモノだったのか調べてしまいました。
読み始めは感情移入しにくく少し苦しみましたが…終盤は最初からの全てが結びついて読まずにはいられませんでした。流石直木賞!!(2010年10月23日)
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おすすめ度
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商品内容
文学賞情報 |
2010年
第143回
直木賞受賞 |
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要旨 |
赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。 |
出版社 商品紹介 |
女中奉公の記憶をつづるタキの胸に去来する、昭和の家庭風景と奥様の面影、切ない秘密。物語は意外な形で現代に繋がり……。 |
出版社・メーカーコメント
昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない上質の恋愛小説です。