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おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

実業之日本社文庫 う2−1

出版社名 実業之日本社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-408-55032-9
4-408-55032-9
税込価格 660円
頁数・縦 329P 16cm

商品内容

要旨

父親の跡を継ぎ、日本橋小網町の料理茶屋で料理人を勤めるおせん。上方で修業をし、新しく親方になった板前の銀助とたびたび衝突しては、店にほど近い稲荷堀の水を眺めて心をしずめていたが―仕事一筋に生きてきた女に訪れた転機と心模様を描く表題作ほか、江戸下町の堀を舞台に、町人から武士まで、悲喜交々の人情を鮮やかに映し出す感動の傑作時代小説集。

おすすめコメント

水面に映し出される 下町の出会いと別れ 父親の跡を継ぎ、日本橋小網町の料理茶屋で料理人を勤めるおせん。上方で修業をし、新しくおせんの親方になった板前の銀助と、上方の料理を店に出すことを嫌うおせんとはたびたび意見が食い違う。そんないらいらした気分の日々が続くとき、おせんは、店にほど近い稲荷堀の水を眺めて心をしずめていたが、ある日湯屋で銀助と娘のおゆみと鉢合わせしたことから心に小さな変化が――仕事一筋に生きてきた女に訪れた転機と心模様を描く、表題作の「おはぐろとんぼ」、伯母に女手ひとつで育てられ、薬研堀近くの薬種屋に奉公する豊吉に降ってわいた縁談話とその顛末が哀しくもせつない「ため息はつかない」、前世に「夢堀」という名の堀のそばに住んでいたと語る弟と姉の触れ合いが涙を誘う「お厩河岸の向こう」、そのほか油堀、源兵衛堀、八丁堀などを舞台に、江戸下町で堀の水面に映し出される、悲喜交々の人情のかたち六編。江戸市井小説の名手が描く感動の傑作短編集です!

著者紹介

宇江佐 真理 (ウエザ マリ)  
1949年北海道函館市生まれ。函館大谷短期大学卒業。95年に「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。同作を含んだ『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』が直木賞候補となり、注目を集める。その後、2000年に『深川恋物語』で吉川英次文学新人賞、続いて01年に『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)