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他界へ翔る船 「黄泉の国」の考古学

出版社名 新泉社
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-7877-1102-1
4-7877-1102-4
税込価格 3,850円
頁数・縦 349P 22cm

商品内容

要旨

古墳時代研究への問いかけ。船形をした木棺や埴輪、墓室に描かれた船画、円筒埴輪に刻まれた船…船は霊魂を黄泉の国へといざなう。人々は魂の行方をどこに求めたのか。考古学がこれまで傍観してきた往時の「こころ」を探り、古代人の他界観を追究する。

目次

1 “舟葬論”事始め(くつがえる古墳時代観
「篭もり」と「再生」の洞穴
他界への旅立ち
古墳壁画の世界
形象埴輪の思想
妣の国、常世の国)
2 古墳と船(「王の船」
見えない形・失われた形
船形埴輪の風景
船形木棺の時空
船のシンボリズム)
3 古代人の他界観(魂の行方
創出される異界空間
魂のなびき、異界への渡り
勾玉のシンボリズム
黄泉国訪問神話と喪葬の習俗
古墳時代と洞穴葬
古代人のこころ)

著者紹介

辰巳 和弘 (タツミ カズヒロ)  
1946年大阪市生まれ。同志社大学大学院文学研究科修了。現在、同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)