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奇偉荘厳の白鳳寺院山田寺

シリーズ「遺跡を学ぶ」 085

出版社名 新泉社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-7877-1235-6
4-7877-1235-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 94P 21cm

商品内容

要旨

一〇二三年に山田寺を訪れた藤原道長は、その堂内の様子を「奇偉荘厳(きいしょうごん)」と表現して息をのんだ。それからおよそ九六〇年、倒壊したままの回廊に発掘調査員は息をのんだ。“奇跡の寺”山田寺の姿を考古学や建築史学の研究成果が明らかにする。

目次

第1章 奇偉荘厳の寺(藤原道長の来訪
石川麻呂、非業の死
山田寺仏頭のゆくえ
よみがえる往事の姿)
第2章 奇偉荘厳の伽藍(創建伽藍と完成伽藍
金堂

中門と回廊
回廊内の荘厳
南門と大垣
宝蔵
講堂)
第3章 奇偉荘厳の建築部材(姿をあらわした回廊
回廊の建築とその技法
法隆寺西院回廊との比較
回廊いがいの建築部材)
第4章 奇偉荘厳の出土遺物(出土した仏像たち
建築金具と荘厳具
屋根を飾る瓦
山田寺の活動を伝える遺物)
第5章 山田寺の今とこれから(遺跡の保護と公開
山田寺研究の展望)

おすすめコメント

1023年に山田寺を訪れた藤原道長は、その堂内の様子を「奇偉荘厳(きいしょうごん)」と表現して息をのんだ。それからおよそ960年、倒壊したままの回廊に発掘調査員は息をのんだ。“奇跡の寺”山田寺の姿を考古学や建築史学の研究成果が明らかにする。

著者紹介

箱崎 和久 (ハコザキ カズヒサ)  
1970年福島県生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻修了。現在、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所、都城発掘調査部遺構研究室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)