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九州の銅鐸工房安永田遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」 114

出版社名 新泉社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-7877-1634-7
4-7877-1634-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

北部九州の交通の要衝、佐賀県鳥栖市の安永田遺跡から銅鐸の鋳型が出土した。それは「近畿中心の銅鐸分布圏/北部九州中心の銅剣・銅矛分布圏」という従来の弥生時代文化圏に再検討をせまることになった。筑紫平野に花開いた弥生時代のテクノポリスを探訪する。

目次

第1章 九州ではじめての銅鐸鋳型(銅鐸鋳型の発見
青銅器の種類と名称)
第2章 安永田遺跡は青銅器工房だ(安永田遺跡の発掘
銅鐸鋳型がつぎつぎに出土
青銅器工房の時期)
第3章 広がる青銅器工房(福田型銅鐸を追う
青銅器の一大生産地・柚比遺跡群
柚比遺跡群以外にも工人集落が)
第4章 青銅器生産の実態解明へ(青銅器の誕生と日本列島への伝来
弥生時代の青銅器製作に挑む
鋳型石材の産地を求めて)
第5章 弥生時代のテクノポリス(青銅器生産と渡来人
北部九州弥生文化圏
残された課題)

著者紹介

藤瀬 禎博 (フジセ ヨシヒロ)  
1947年、福岡県飯塚市生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。1977年より鳥栖市教育委員会に所属し、生涯学習課参事(兼市誌編纂係長)等を務め退職。現在、鳥栖郷土研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)