• 本

東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳

シリーズ「遺跡を学ぶ」 143

出版社名 新泉社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-7877-2033-7
4-7877-2033-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

映画『男はつらいよ』で有名な東京都葛飾区柴又で、まるで「寅さん」のような帽子をかぶった人物埴輪がみつかった。古墳の石室を造る石などない、人など住んでいなかったと思われてきた東京低地に、なぜ前方後円墳が造営されたのか、なぜ寅さん埴輪が出土したのか、古墳時代の東京下町を見直す。

目次

第1章 寅さんが出土した?(「寅さん埴輪」の出土
江戸・東京の下町と東京低地
柴又八幡神社古墳の発掘
あらわれた前方後円墳
「寅さん埴輪」と被葬者
東京下町の古墳時代)
第2章 柴又八幡神社古墳の発掘(柴又の鎮守様
古墳の発見
社殿改修と調査
市民と共同の学術調査)
第3章 あらわれた前方後円墳(景観の復元
墳丘の確定
石室の推定)
第4章 「寅さん埴輪」と被葬者(円筒埴輪と形象埴輪
柴又八幡神社所蔵資料
祭の痕跡
被葬者をさぐる)
第5章 東京下町の古墳時代(下総台地南西部勢力の進出
渡来文化の波及
ヤマト主権と東京低地
地域性・交流・境界性)

著者紹介

谷口 榮 (タニグチ サカエ)  
1961年生まれ。国士舘大学文学部史学地理学科卒業。博士(歴史学)。葛職区産業観光部観光課主査学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)