• 本

ことばの杖 李良枝エッセイ集

出版社名 新泉社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-7877-2200-3
4-7877-2200-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 241P 19cm

商品内容

要旨

没後30年。37歳で亡くなった芥川賞作家の初エッセイ集。日本と韓国のはざまを生き、ひとりの女性として自身を見つめる珠玉の文章。大庭みな子との対談のほか、詩や資料も収録。

目次

詩 木蓮に寄せて
1 旅の風景について(木蓮によせて
富士山
「寿」)
2 韓国の踊りについて(巫俗伝統舞踊―〓(モッ)の息吹
韓国巫俗伝統舞踊)
3 文学と文化について(愛を知り生の意味を確かめる
対談 湖畔にて(大庭みな子)
恨とほほえみ
私の「ゲーテとの対話」
私たちのDISCOVERYを求めて)
4 はざまを生きることについて(わたしは朝鮮人
散調の律動の中へ
若者に伝承されていく朝鮮人蔑視)

出版社・メーカーコメント

没後30年。37歳で亡くなった芥川賞作家の初エッセイ集日本と韓国、ふたつの民族性の間で引き裂かれる若き日の苦悩や、韓国に留学し伝統的な踊りや音楽をまなび、ひとりの女性として自身をみつめる文章を収録。大庭みな子との対談「湖畔にて」のほか、詩や資料および単行本未収録作品も収録。

著者紹介

李 良枝 (イ ヤンジ)  
作家。1955年3月15日、山梨県南都留郡西桂町で在日韓国人の両親のもとに生まれる。早稲田大学社会科学部中退。大学在学の頃に伽〓琴、韓国語、韓国舞踊を習い始め、1980年から東京と韓国の往来を繰り返す。ソウル大学国語国文学科に入学し、小説「ナビ・タリョン」を文芸誌『群像』に発表。1988年にソウル大学を卒業し、翌年に小説「由煕」で芥川賞受賞。1992年、東京で長編「石の聲」の執筆に専念していたところ病に倒れ、5月22日に急逝。享年三十七(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)